理学療法
1.パワーリハビリテーション(筋力増強運動)
要支援1~2、要介護1~5の方対象
徳山クリニック通所リハビリテーションでは、パワーリハビリ用のトレーニングマシンを平成17年12月より導入し実施しています。
運動は「つらい」「苦しい」といったイメージがあるとは思いますが、低負荷で無理なく動かすことにより、使う機会の少ない全身の筋肉を動かす事による爽快感や、身体の動きが良くなったといった達成感が得られます。
運動は「つらい」「苦しい」といったイメージがあるとは思いますが、低負荷で無理なく動かすことにより、使う機会の少ない全身の筋肉を動かす事による爽快感や、身体の動きが良くなったといった達成感が得られます。
パワーリハビリテーションとは
パワーリハビリテーションとは、重負荷で行う筋力強化を目的としたプログラムではありません。マシンを使ったトレーニングは同じですが、軽い負荷で行い、全身の普段使っていない筋肉を動かすことにより脳に刺激を与え、効率のよい動きを目指します。
効果としては「すたすたと歩けるようになった」といった動作性・体力の改善、「外出するようになった」といった心理的活動性の改善が得られます。また、軽負荷での運動ですので心臓に与える影響も「入浴」よりも軽いものとされています。無理をすることなく安全に運動をすることが出来ます
効果としては「すたすたと歩けるようになった」といった動作性・体力の改善、「外出するようになった」といった心理的活動性の改善が得られます。また、軽負荷での運動ですので心臓に与える影響も「入浴」よりも軽いものとされています。無理をすることなく安全に運動をすることが出来ます
各トレーニングマシンの紹介
トレーニングにより、アセチルコリン、ドーパミンといった神経伝達物質の分泌と身体的な活動性が向上することにより認知症やパーキンソン病にも効果があります。
ヒップアダクション/アブダクション
足を開いたり閉じたりする運動です。普段あまり使うことのない足の外側と内側の筋肉とおしりの筋肉を使います。歩くときに足を一歩前に出す動作に効果があります(歩行時の左右のふらつき軽減)。また、股関節を動かすことにより、肛門括約筋が動くので尿漏れに対しても効果的です。
トーソフレクション/エクステンション
いわゆる腹筋運動と背筋運動です。体幹の筋肉を使うことによりお腹と腰の筋肉のバランスが良くなり腰痛を改善することができます。
ローイング/チェストプレス
腕を曲げたり伸ばしたりする運動です。胸と背中の筋肉と肩の筋肉を使います。胸と背中の筋肉のバランスが良くなり姿勢が良くなります。円背を抑制し腰椎圧迫骨折などを予防することができます。
レッグフレクション/エクステンション
膝を曲げたり伸ばしたりする運動です。ももの前と後ろの筋肉を使います。ももの筋肉を使うことにより膝関節にかかる負担をやわらげ膝の痛みを改善することができます。
レッグプレス
両足でフットプレートを押す運動です。ももの前と後ろ、ふくらはぎとお尻の筋肉を使います。主に起居動作に使う筋肉ですので、椅子から立ち上がる動作や歩行の安定性に対して効果があります。
2.レッドコード(バランス訓練)
要支援1~2、要介護1~5の方対象
レッドコードを使用し、バランス訓練を行います。座った状態で運動ができるので、ほぼ全員の方を対象に行っています。体幹のバランスを訓練することで、転倒しにくい体を作ります。
3. 個別リハビリテーション
要支援1~要介護5までの方
常勤の理学療法士2名が個別にリハビリテーションを行います。リハビリは他人にやってもらうものではなく、自分でやろうと思って体を使うものです。意欲を持って継続して体を使うことで時間はかかっても良くなっていきます。そこでクリニックでは「人に頼らず、自分のことは自分ででき、今よりも充実した日常生活がおくれるようになる」を目標に、各利用者さんの状態に合わせてプログラムを作成し、実施しています。