禁煙外来
当院での禁煙外来
お知らせ
- 2006年4月より禁煙指導が健康保険適応となりました。また薬局での薬剤(ニコチネルTTS)も6月1日から保険適応となりました。
対象 |
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方法 | 医師、看護師が喫煙方法の指導を行い、初回、2、4、8、12週後に喫煙状況やニコチン摂取量(呼気ガス分析器にて)を測定し、禁煙が続くように管理します。 ニコチネルTTS30を4週間貼ります。5、6週はニコチネルTTS20を2週間。7、8週はニコチネルTTS10を貼ります |
- 2008年5月15日より、経口剤、チャンピックスが保険適応となりました。
服用方法は、1日~3日目チャンピックス0.5mg1錠1日1回食後に服用します。4~7日目チャンピックス0.5mg1錠を1日2回朝夕食後に服用します。服用後8日目から禁煙します。第2週(8日)目~12週チャンピックス1mg1錠を1日2回朝夕後に服用します。ニコチネルTTLでかぶれる方に適しており、禁煙成功率はニコチネルより高いようです。しかし自己負担金はニコチネルより高額です。
- 2016年4月より、35歳未満の方は、1日の喫煙本数×喫煙年数が200未満でも、対象となりました。
禁煙について
※以下のグラフ、文章及び図等はノバルチス社のHPより転用させて頂きました。
禁煙教室を2003年8月23日(土曜日)に開催した時の資料です。
禁煙教室を2003年8月23日(土曜日)に開催した時の資料です。
日本男子の喫煙率は、欧米の約2倍
1965年頃男性の8割以上が喫煙者でしたが、1996年には、56.6%になり、30年間で、約25%も喫煙者の割合は減少しています。 また、日本の場合、女性の喫煙率は低いものの、20歳代の若い女性の喫煙率が上昇傾向にあります
日本の喫煙率
男女別に見た世界の喫煙率
タバコの成分三大成分:タール・一酸化炭素(CO)・ニコチンについて
- タール 「タールには発癌物質、毒性物質などが含まれます」
タールは、タバコに含まれる粒子分子のうち、フィルターに茶色く付着する、いわゆるヤニのようなべっとりしたものの総称です。ベンツピレンなどをはじめとして、100種類以上の発癌物質やニコチンを含む粒子で、煙中ではエアロゾル状になっています。
- 一酸化炭素(CO) 「一酸化炭素(CO)は動脈硬化を促進させる原因です」
COは、酸素に比べ200倍も強く酸素を運ぶ血液中の成分であるヘモグロビンに結合し、全身に酸素欠乏状態を引き起します。また、これ以外にも血管壁や血小板を傷つけたり、肝臓でのコレステロールの代謝を阻害することにより、動脈硬化を促進させるといわれています。
- ニコチン 「タバコ依存の主役は、ニコチンです」
ニコチンは“多幸感”と言われる精神作用をも持っています。これは、コカインなどの薬物と同様の作用です。人がタバコを吸うのはその作用を欲するためです。また、ニコチン毒性が強く、非常に短時間に吸収されます。初めてタバコを吸った時、フラッとしたり、気分が悪くなったりするのは、ニコチンの急性毒性症状です。
離脱症状とその対処方法
医師による禁煙サポート
禁煙継続のためのコツ
禁煙再開(タバコを吸ってしまったら)
ちょっとしたきっかけでタバコを吸い始めることはよくあることです。しかし、禁煙に成功した人の多くは3~4回の禁煙チャレンジを経験して成功にいたるものです。
ニコチン依存症に対するニコチネル保険治療の1年間禁煙率は、5回受診者では45.7%と高い禁煙率でした。
ニコチン依存症に対するニコチネル保険治療の1年間禁煙率は、5回受診者では45.7%と高い禁煙率でした。
継続禁煙 45.7% |
1週間禁煙 5.5% |
失敗 30.1% |
不明 18.8% |
2007年ニコチン依存症管理料算定保険医療機関における禁煙成功率実態調査結果より